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ブログ/代表の考えごと

🌾グリーンジョブは遠い話じゃなかった——いま、私が実践している“サステナブルな働き方”

2025.06.11

会社の公式な見解ではなく、代表の清水が個人として書いた記事です。


前編では、グリーンジョブやグリーンスキルがなぜ世界的に注目されているのか、その背景やデータをもとにご紹介しました。

後編では、私自身の仕事を通じて見えてきた「グリーンスキルの実践」のリアルについてお話ししたいと思います。

🧭「自分の仕事って、グリーンとは関係ない」と思っていた

正直なところ、以前は自分の仕事がグリーンジョブの範疇に入るなんて考えたこともありませんでした。農業分野に関わっているとはいえ、それは“日常的な業務”の一部にすぎないという感覚がありました。

でもある時、「グリーンスキルとは、環境に配慮した判断や行動、持続可能性への姿勢全般を含む」という定義を知って、ハッとしたんです。もしかして、私が取り組んでいることは……と。

🌿JGAP指導員という仕事とグリーンスキル

私が今、力を入れて取り組んでいるのが「JGAP指導員」という仕事です。JGAP(Japan Good Agricultural Practices)は、農業の現場で食品の安全性・環境保全・労働安全・人権・経営管理を包括的に高めていくための認証制度です。

この制度に基づき、農家さんたちと一緒に現場を見て、改善点を探し、より良い運営に導くのが指導員の役割。ときには農薬の使用法を見直し、環境への負荷を減らす提案をしたり、作業手順を安全かつ効率的に整えたりします。

つまり、

  • 環境への配慮(農薬・肥料の使用管理、排水管理)

  • 労働環境の整備と安全対策

  • 経営の持続可能性を考慮した記録管理や計画

  • 地域や社会との共生を前提とした判断

これらすべてが日常的な業務に組み込まれているのです。気づけば、グリーンスキルど真ん中の仕事をしていました。

🎓環境学を学んだ原点が、ここにつながっていた

実は私、東京大学大学院で環境学を学んでいました。当時は、魚のブリの養殖に関する環境影響評価などを研究していました。

そのときの関心は、「どうすれば社会全体として環境負荷を減らしながら、経済活動を続けられるか」。まさに持続可能性の本質です。

卒業後すぐにその知識が役立ったわけではありませんが、JGAP指導員として農業現場を訪れる中で、「あ、これって昔学んだことがここに活きてる」と感じる瞬間が増えていきました。

たとえば:

  • 農場の環境リスク評価をする時の思考プロセス

  • 水質や土壌の管理に関する知識

  • 複数の利害関係者と調整するための視点

学術的な知識と現場感覚が融合することで、より説得力のある提案や、より実践的な改善ができるようになったと感じています。

🧩働き方を「サステナブル」に見直すということ

いま、グリーンジョブというと特別な職業に聞こえるかもしれません。でも、重要なのは“何をしているか”以上に、“どんな姿勢でその仕事をしているか”なのかもしれません。

たとえ肩書きが変わらなくても、環境や人、未来の世代に配慮した選択を日々の業務に取り入れるだけで、仕事そのものがグリーンジョブになっていく——そんな実感を持てるようになりました。

これからの社会では、おそらくすべての業種が少しずつ“グリーン化”していくでしょう。だからこそ、今のうちから「サステナブルな視点」を持っておくことは、大きな力になるはずです。

🌱おわりに:肩書きではなく、姿勢が未来をつくる

私自身、環境学を学びながらも、その道に直接進んだわけではありません。でも回り道のように見えて、実はすべてが今に繋がっていたと感じています。

グリーンジョブもグリーンスキルも、特別な人だけのものではありません。日々の仕事の中で「よりよい未来のために何ができるか」を問い続けること。そこから生まれる小さな改善や行動の積み重ねが、気づけば社会の大きな流れになっていくのだと思います。

そして、その一歩は案外、すぐ目の前にあるのかもしれません。


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