機能を増やすより、削ったほうが使われた
2026.10.14

Voxcron を作っていて、一番の学びは「機能を足すより、削ったほうが使われる」でした。
一番大事なのは、押した瞬間に話せること
音声入力は、思いついた瞬間に話したい道具です。押してから一拍待つだけで、話す気がそがれます。だから Voxcron は、マイクを開いたまま待っておき、押す少し前の音から録音しています。押してから録音が始まるまでは、ほぼ待ちません。
そのかわり、話し終えたあとの文字起こしと清書には時間を使っています。私の環境のログでは、それぞれ0.5秒前後です。待つなら、話す前ではなく話したあと。 これが基本の考え方です。
削ったもの
話している途中の文字
最初は、話している途中の文字を画面に出していました。見栄えはいいのですが、使ってみると、出てきた文字を目で追ってしまい、話すのに集中できません。しかも、出た文字をその場で直せるわけでもない。なくしました。
凝った見た目と効果音
光る演出や、選べるテーマも作りました。楽しいのですが、描画が重くなり、押した瞬間の軽さを損ねていました。今は、画面の下に小さな表示が出るだけです。描画の負荷は約20分の1になりました。
違和感があれば、足すより引く
使っていて引っかかるところがあると、機能を足して解決したくなります。でも多くの場合、本当の原因は「余計なものがある」ことでした。
道具は、存在を忘れるくらいがちょうどいい。これからも、そう作っていきます。
無料でダウンロード
Voxcron は Windows 10 / 11 で使える無料の音声入力ソフトです(ベータ版)。メールアドレスを登録すると、その場でダウンロードできます。
本記事は全6回の連載です。
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